先輩からのアドバイス

中学受験・合格体験記

神戸大学附属中等教育学校

A.Y さん (所属:明石校)

    その他の合格校
    親和中学校
    白陵中学校・高等学校

長い道のりを歩き終えて—

私が日能研に通い出したのは2年生の2月頃からです。通い始めから4年生の前期いっぱいまで土曜日クラスで上位成績を取り続けていました。そろそろ本科クラスにしても、体力がついていけるだろうと思い、4年生の後期から本科クラスに移りました。移り始めはまだ慣れていなかったので眠たい時が多く、ギリギリついていっている状態でした。しばらくこんな状態が続き、成績は下がっていき5列目の時もありました。そろそろ本当に気合を入れなければ、と5年生の半ば頃に思い立ちましたが、思い立った時が遅かったようでついに5年生の半ば頃、クラスが落ちました。今振り返ればよくそこまで発展クラスを保てていたな、と思います。さすがにこのままでは良くない、と思い本気で勉強に取り掛かろうと考えましたが体力が全然追いつかず少ししか成績は上がりませんでした。けれど、そんな少しずつの積み重ねで無事、次のクラス替えで発展クラスに戻ることができました。この頃から徐々に授業についていけるぐらいまで体力がついていきました。それでも、発展クラスの中ではほぼ後ろの4,5列目になるほど、成績は低いまま5年生が終わりました。さすがにこのまでは志望校に落ちてしまうと思い、これからは毎日勉強しよう!と意気込みます。そこで、私がまず、行ったのは国語の解き方の質問です。授業がない水曜日に発展クラスの国語の担当の先生に国語の解き方について質問しました。この、「水曜日に塾に行く」ということが自習室の習慣の始まりだったのかもしれません。これから先、私は塾がない日は土曜日以外原則毎日塾に通うことにしました。それが、後に私の成績を上げた秘訣の1つだったのかもしれません。話が変わりますが、私の志望校はずっと白陵と、神大附属だったので6年生の初めから白陵特訓に行っていました。私は理科が大の苦手で、残り2科目と比べものにならないくらい点が取れませんでした。白陵特訓に行っておきながら理科の点数は30,40点台がやっとでした。このとき、私は白陵の入試で、理科がどれほど大切な科目か分かっていなかったので放置していました。そのまま夏期講習に突入し、算数と国語の成績で、発展クラスの2列目を取れるくらいまで成績は上がりました。しかし、成績が上がれば上がるほど理科が足を引っ張っていることが嫌でも目立ってくるようになりました。そこで私は夏期講習の間に出される「理まと」に力を入れることにしました。理まとを1冊仕上げ、結局終わるのに12月までかかってしまいましたが、理まとを仕上げて間違えてたところを主にまとめるノート、「理まとオリジナルノート」を作りました。これが、きっと理科の成績を上げてくれた秘訣だと思います。夏期講習以後、冬期講習が始まるまでの時間はとてつもなく早く過ぎました。それまで、多少の差はあっても、2列目や時には1列目を取れるくらいの成績を保つことができました。毎日9時まで自習室、土日もテストと特訓で、遊びには一日も行きませんでした。そうしてあっという間に冬期講習。冬期講習は、もちろん白陵特訓と発展の冬期講習と、2日間の神大附属の講習を受けました。
冬期講習後から入試までの日々はとても長く感じられました。その日々はもう新たなことは学ばす、必死に併願校の過去問を解くことに充てました。どんなに長かろうが時は過ぎるので入試の日は突然来ました。私は前日までは大丈夫だ、となぜか自信がありましたが前日の夜になると急に不安になりました。そこで初めて入試はこんなにこわいものだと知らされました。けれどそんな不安は頑張ってかき消して10時過ぎには眠れました。入試の日は自信に満ちあふれていた、とも不安でたまらなかったとも言えない状態でしたが、面白いことに本番のテストは、特訓の時よりも緊張せずリラックスして受けられました。テストの後、お母さんと合流したときには、理科が解けた!と自信を持って言えました。こんなに理科に自信を持てたのは今までで初めてだったので新鮮な感じがしました。このあとも、淡々と入試を受け、合否結果を待ちました。私の予感は結構当たるようでここだめかな、と思ったところは落ちていたり、逆にいけたかも、と思ったところは受かりました。私は合計で4校受けたのですが、3勝1敗の結果で中学受験は幕を閉じました。しかし、そこで中学受験は終わりではなかったことをあとから痛感しました。進学校を決めなければならないのです。私は特にここに行きたい!というものがなくて白陵と神大附属の2択でずっと悩みました。私は考えても考えても答えの見つからない問題を考えるのが嫌で先に説明会がある神大附属に行きました。説明会のあと、家に帰って本当に神大附属でよかったのかな、と考えれば考えるほどずっと白陵を目標としていたからもう一度白陵の校舎に足を運び授業を受けたい、と思ってしまい後悔しました。けれど、その後悔は時間が解決してくれ、徐々にどちらでも良かったと思えるようになりました。
あとから振り返ったら私の中学受験はドラマであるような感じではなかったけれど実に充実したものだったと思います。中学受験が一通り終わっても勉強する習慣はついていてまだ勉強がしたい!と思うようなこともありました。だから中学受験はとてもいい経験になったと思います。今まで、ここまで来られたのは日能研の雰囲気と、先生との相性と、優しい受付の方の対応と、色々と私に合っていたからだと思います。違う塾だったら、ここまでうまくいったかわかりません。長い時間を共に過ごし、支えていただき本当にありがとうございます。最後まで自信をつけてくれた先生、余裕じゃないのに、「余裕〜余裕〜!」と言ってくれた先生、本当に感謝しています。本当にありがとうございました!

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