前林 応介 さん (所属:西宮北口駅ビル校)
僕は3年生の初めに日能研に入塾しました。
ここで僕がもっとも言いたいことは「大切なことはきちんと丁寧にこなす」ということです。これは簡単なことのように思いますが、案外難しいことです。勉強はしようと思ったらいくらでもできますが、この中から自分にとって大切なこと、するべきことを取捨選択して勉強することが大切です。僕は宿題すべてをきっちりできたわけではありませんでしたが、絶対にやるべきことはきちんとできたので無事第1志望に合格することができたのだと思います。
~灘中受験者への各教科のアドバイス~
ぼくはもともと甲陽志望で本科は灘、特訓は甲陽、夏期講習から本科も選抜にするか悩んでいました。が、やっぱり灘を目指したいと思い、特訓も灘にしました。
【国語】
1日目は知識をたくわえることも大切ですが、読解も大切です。時間が余ったら漢字パズルを考える人が多いですが、読解や他の大問を見直すべきです。難しいものは絶対にありますが、間違えても点差はほとんど開かないので安心してください。
僕自身も1日目は苦手でした。僕の場合、国語が1番最初なので緊張して思うようにとれなかったということもあったのだと思いますが、逆にいつも通り難しかったなーと思うことができました。
2日目は時間配分が大切です。自分で(第三者目線で)厳しく見直してみて、全てのポイントが入っているのか、文章を読んでいない人でも分かるのかを確認できるようになることが大切です。
1日目と2日目の合計で知識系は約45%もあるので語句や漢字も頑張って下さい。
【理科】
生物カードや理科のまとめはきちんと覚えてください。飽きると思うぐらいしてください。特に生物カードは電車の行き帰りに見れるので持ち歩くといいです。
【算数】
ラストステップという10月から始まる毎日する灘マスターのようなものはきちんとしてください。毎日しているうちに算数力がとてもつきます。
2日目は、部分点もあるので途中式も書くようにしましょう。
受験直前ではトライアルの結果はあまり気にしないほうがいいです。
中学受験はトライアルで合否が決まるわけではありません(当たり前ですが)。
他のテストや過去問もうまくいった時はどんな時だったのかをきちんと確認しそれを本番で再現できるようにすることが大切です。
得意科目はあっても、「自分はこれが得意だ」と思いこみすぎないでください。思いこみすぎてしまうと本番で「ここで点を取らないとやばい」と思い、プレッシャーになり、実力を出し切れないかもしれないからです。
日能研はたくさん模試がありますが受験とは違います。受験はとても緊張しますし、たくさん人がいます。なので、ぼくは前受けすることも大切だと思います。
また、ゲームはあまりしないほうがいいです。受験が終わったら中学校がはじまるまで飽きるほどできます(僕はまだ飽きていませんが)。もし、するとしてもメリハリはつけなければなりません。気をつけてください。
受験直前期や受験本番では、はじめは緊張するかもしれませんがテストが始まると意外と緊張しません。が、名前(受験番号)だけは書き忘れないように注意してください。
2日目以降は僕の場合少しずつ緊張がほぐれていきました。
緊張しすぎたりゆるみすぎたりするのはいけませんし、何より受験を恐れないでください。「不合格だったらどうしよう」などといったことを考えていてもプラスになることは1つもありません。自分が志望校に合格している姿を想像して勉強を頑張ってください。
中学受験自体がゴールではありませんし、これからもテストはたくさんあります。
ですが、受験が終わったら飽きるまで遊んでください。
皆さんに僕からいえることは以上です。
最後に。板東先生、永松先生、倉富先生、上山先生、荒賀先生、西岡先生、渡部先生、津川先生、藤春先生、飛龍先生、西村先生、清野先生をはじめ、たくさんの先生方に支えていただいたお陰で僕は4年間頑張ることができました。
本当にありがとうございました。
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