松村 春佳 さん (所属:千里中央校)
私の中学受験は、小学3年生の終わりから始まりました。塾の入塾テストで、たった2点差で1番上のクラスに入れず悔しい思いをしたことがスタートでした。
4年生になってからは、授業についていけるように一生懸命勉強しました。頑張った甲斐があって、5年生の時には念願の一番上のクラスに上がることができました。でも、そこからが本当に大変でした。
6年生になると、勉強の量も難しさもぐんと上がり、ついていけなくなってしまい、2番目のクラスに落ちてしまいました。悔しかったけれど、「絶対にまた上のクラスに戻るぞ」という気持ちが湧いてきて、それが私の勉強する原動力になりました。
勉強時間はどんどん増えていって、平日は夜10時まで勉強することもよくありました。家に帰ってからの自由な時間はほとんどなかったけれど、その短い時間を大切にしました。一時間勉強した後の15分の休憩時間に好きな本を読んだり、YouTubeでダンス動画を見て踊ったり。そういう小さな楽しみがあったから、頑張れたんだと思います。
塾には同じ第一志望校を目指す友達がいたことも、私にとって心強かったです。休み時間に「今日の問題、難しかったね」と話したり、「次の模試、頑張ろうね」と励まし合ったり。一人じゃなかったから、辛い時も乗り越えられました。
結局、一番上のクラスには戻れなかったけれど、2番目のクラスでの勉強は私にとってとても大切な時間でした。上のクラスに戻りたいという目標があったから、自分から進んで問題集をやるようになったし、分からない問題は親や先生に聞いたりもしました。
6年生になって、受験がもう近づいてきていました。でも不思議と焦る気持ちはありませんでした。毎日コツコツ勉強する習慣がついていたから、普通に勉強を続けることができました。
受験直前に先生が「残り10日をどう考えるかで気持ちが変わりますよ」とおっしゃいました。その時、私は「まだ10日もある」と思える自分がいることに気づきました。これまで頑張ってきた自信があったからかもしれません。
前受けでは、第一志望よりも高い偏差値の学校に合格できて、すごく自信がつきました。そして本番の受験の日。緊張することもなく落ち着いて試験を受けることができ、第一志望校に合格できました。第二、第三志望校にも合格できて、本当にうれしかったです。
振り返ってみると、受験勉強は大変でした。でも、目標に向かって頑張る中で、勉強の楽しさや、できるようになる喜びを感じることができました。生活リズムを整えて、頑張りすぎない程度に全力を尽くしたことで、最後まで前向きに受験に取り組めたと思います。
この経験は、私にとってとても大切な思い出になりました。これから中学生になっても、受験で学んだことを忘れずに、新しい目標に向かって頑張っていきたいです。
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