堀井 賀南子 さん (所属:茨木校)
私は六年生の1学期までは「本当に受験するの?」と言われるほど勉強をしない不真面目な受験生でした。仕方なく勉強をし、ただ目の前にある問題を適当に解いて分からない問題は解説を写すだけ、という勉強方法だったので、理解が追い付かず育テではいつも応用問題がゼロ点に近いぐらいでした。
しかし、夏期講習直前に志望校を決定し、「理解が追い付かないままだと全ての問題が解けなくなってしまう。」と危機感を覚え始めました。分からない問題は先生のところへ質問をしに行き、分かるまで「ん?なんで?」と理解しようと必死に聞きました。授業くらいは絶対真面目に受けよう、と決め、授業での先生の解説内容を頭に叩き込みました。
それからの勉強方法はというと、自分の頭の中に何でもかんでもしつこく質問してくる小人を思い浮かべ、その小人に頭の中で説明をしながら問題を解いていました。その小人は私が言ったことに対して一言一言「なんでそうなるの?」と質問してきます。私はたいてい小人をうるさい男の子にしていましたが、怒ることなく、”なぜそのやり方になるのか”ということを図や、アニメーションにして思い浮かべながら丁寧に説明を頭の中でしていました。
すると、問題を解いているうちに何度も説明を繰り返すため理解が深まり、応用がきくようになったのです。それからはテストの成績が上がり、特訓でも十位以内に必ず入れるようになりました。
けれど私のような気の短い人はずっと百パーセントの力で勉強をしていたら嫌になって勉強が続けられなくなります。休憩を適度にとって色々な教科を勉強をする方がはかどるはずです。私は休憩として水泳や英語などの習い事を直前まで続けていました。他にも自分が「これならできそう!」という楽しい、かつ、定着する勉強方法を見つけると、続けられるかもしれません。
だから、あなたも頭の中にうるさくてちょっとイラっときてしまう知りたがり屋な小人に勉強を教えてみませんか?きっと成績が上がるはずです。
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