小松 咲音 さん (所属:西宮北口本校)
私が中学受験で得たものについて伝えたいと思いました。
兄が中学受験に向けて勉強をしているのを見て、自分も挑戦してみたいと思いました。しかし、最初は勉強に対する意欲があまりなく、親に言われるままに教科書を開いているような状態でした。そんな私が本気で受験に取り組むようになったのは、模試を受けた時のことです。結果が思わしくなく、悔しい思いをしたことで、自分の目標を見直すことにしました。
中学受験を通じて、まず大切だと感じたのは計画的な学習です。私は、受験までの約1年間を「基礎固め」「応用力の強化」「過去問演習」の3つに分けて進めることにしました。まずは、塾の内容をしっかりと理解し、基礎を固めることから始めました。特に算数は苦手だったため、毎日のように計算マスターや問題を解き、理解できない部分はその都度、質問するようにしました。
次に、応用力を強化するために、難易度の高い問題集にも挑戦しました。この段階では、過去問を解くことも始めました。最初は全く解けなかった問題も、少しずつ解けるようになり、自信がついてきました。友達と一緒に勉強することで、モチベーションを保つ事が出来ました。
受験の直前は、特に精神的な負担が大きかったです。そんな時、親が私を支えてくれました。「結果が全てではない。自分が頑張ったことを大切にしよう」と言ってくれた言葉が心に残り、気持ちを楽にしてくれました。私も自分の努力を信じることができ、最後まであきらめずに勉強を続けました。前日は、少し復習を済ませて少し早めに寝ることで受験に備える事が出来ました。
そして、迎えた受験当日。緊張と不安でいっぱいでしたが、朝食をしっかりと食べ、いつも通りに試験に臨むことができました。問題を解く中で、これまでの努力を思い出し、冷静に取り組むことができました。無事に試験を終えた後は、達成感と解放感でいっぱいでした。
結果が出た時、合格の知らせを聞いた瞬間、努力が報われたという喜びと、仲間や家族、先生への感謝の気持ちでいっぱいになりました。中学受験を通じて、勉強だけでなく、仲間と支え合う大切さ、目標に向かって努力することの重要性を学びました。
今振り返ると、中学受験は私の成長の大きな一歩でした。合格したことで自信を持てるようになり、受験を通じての経験は、これからの人生においても大きな糧になると確信しています。
[2025年春入試 合格体験記] Copyright(c)2025 NICHINOKEN-KANSAI ALL Rights Reserved.