加藤 瑛人 さん (所属:明石校)

五年生の夏、僕は入塾テストを受け、夏期講習から発展クラスに参加しました。学校では勉強ができる方だったので、自信はありました。しかし、塾の授業は想像以上に難しく、周りの子たちは僕の知らないことを当たり前のように理解していました。その差に気づいたとき、自分だけ置いていかれたような気持ちになり、不安で胸がいっぱいになりました。宿題の量も多く、問題の難しさに何度も心が折れそうになり、一度だけ答えを見てしまったこともあります。努力する前に逃げてしまった自分に、悔しさと情けなさが残りました。
秋から本格的に塾に通い始めましたが、発展クラスの授業についていくのは簡単ではありませんでした。はじめてのクラス替えでクラスは本科三に下がってしまいました。
でも、本科三に落ちたことは僕にとって大きな転機でした。「このままではいけない」と心に決め、わからないことをそのままにせず、少しずつでも前に進もうと努力しました。授業のスピードに慣れるまで時間はかかりましたが、続けるうちに、少しずつ成績が上がり、努力の手ごたえを感じられるようになりました。そして、再び発展クラスに戻れたとき、自分の頑張りは間違っていなかったと胸を張ることができました。
発展クラスでは、素敵な仲間にも出会いました。切磋琢磨しながら合格という目標に向かって進む日々。一人では乗り越えられなかった壁も、仲間がいたからこそ乗り越えられたと思います。また、授業や質問に行くと、先生方はいつも丁寧に教えてくださり、学ぶ楽しさを知ることができました。本当に感謝しています。
受験当日、電車の中や会場ではそれほど緊張していませんでした。しかし、試験の時間が近づくにつれ緊張が高まり、一回目の受験では大きなミスをしてしまいました。それに気づいた時、悔しさで胸がいっぱいになりました。それでも、これまでの努力を思い出し、二回目、三回目の試験では落ち着いて問題に向かうことができました。その結果、須磨学園中学校に二回目はAコース、三回目はBコースで合格することができました。
この受験を通して、僕は「失敗は終わりではなく、次につながる一歩」だと学びました。一度つまづいても、あきらめず、自分の力を信じて落ち着いて向き合えば、必ず道は開けると思います。先生方や仲間たちに支えられながら、最後まで努力することができたことに、心から感謝しています。これから受験を迎える皆さんも、最後まで自分を信じ、全力で挑んでほしいです。
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