M.K さん (所属:広島本部校)
私の3年間
みなさんは受験勉強がいやになったことはありますか?
ある人が多いのではないかと思います。私も初めは勉強なんて大嫌いだったし、得意でもありませんでした。受験を始めたきっかけも親で、受験勉強が嫌で「どうして受験なんかさせたんだ」と親に当たってしまうこともありました。始めたのは4年生の時、最初は授業もなにを言っているのか分からず、ただ時間が過ぎるのを待っているだけでした。たまに分かる内容が出てくると、すごくうれしくなってその日に出された宿題をその日の夜に終わらせていたりもしました。その時はまだ受験が嫌だなんて思ったことはありませんでした。
ところが5年生の6月ごろ、運動会とテストが重なったことが原因で「塾をやめたい」と思い始めました。他の友だちが遊んでいる日も塾があり、宿題におわれる毎日を過ごし、そして5年生の12月、「受験をやめたい」と泣いて、母に相談しました。その時は、今まで我慢してきたものが無駄になるような気がして、やめる勇気が出ずに続けました。それからも自分の中で気持ちが爆発して、何回も泣きました。(でも、多分この時くらいに私の自習室ブームが到来しています。)
そのまま6年生になりました。Zクラスができたため、2組のレベルが上がり、授業についていけなくなり、毎回後ろの席で授業を受けるようになりました。そしてずっと2組だった私は、初めて1組になりました。話を聞いたときは「やっぱり成績落ちていたんだ…」とショックを受けましたが、1組で頑張ることにしました。1組の授業は分かりやすく、発表もたくさんできました。そして、テストの点も上がり、必ず2列目以上の席には座れるようになりました。1組になって一回目のクラス替え。私はなんと…まだ1組でした。次こそは、と思って私は1組で頑張りました。
そして6年生最後のクラス替え、確実に成績は上がっていました。結果は2組。とてもうれしかったです。でも私の成績が上がったのは1組にいたからです。2組にもどったらまた下がってしまうかもしれません。考えた結果、またしんどくなったら、1組に行けばいいと思って、2組で授業を受けることにしました。すると、前に2組だった頃より授業が分かるようになりました。席も後ろの方だったけど、一番後ろになることはほぼなく、真ん中より少し下くらいのポジションで授業を受けることができました。テストの点数も前よりずっと良くなっていて、「あのときはどうなるかと思ったな」とうれしくなりました。相変わらず塾に行きたくないと泣くこともありましたが、なんとか乗り越えることができました。
ところが、事件が起きました。それまで決まっていた私の第一志望校がぶれてしまったのです。その学校は専願制度があったので、第一志望にするなら専願した方が良いし、迷うなら併願した方が良いのです。父と母と私で話したり、先生に相談したりもしました。たくさん話して専願にしました。私は、今でも専願にして良かったと思っています。
そして迎えた入試本番の前日、私は体調を崩してしまいました。部屋を加湿して寝たのを覚えています。私は本番で緊張して、いつも通りの力が出せなくなることが心配でした。でも実際は、テストをたくさん受けていたので、あまり緊張しませんでした。それに勉強をしっかりしていたらそんなに難しい問題でもなく、安心して解くことができました。自信がなくなることも、あると思いますが、日能研で頑張っているみなさんならきっと大丈夫です。これからも自分を信じて頑張ってください。受験をやめたいと思うこともあるかもしれませんが、挑戦している時点であなたの勝ちです。ぐっと我慢してみてください。我慢できなくなったら、遠慮なく親に相談してみてください。
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