K.O. さん (所属:西宮北口駅ビル校)
僕は4年生まで元々勉強が好きではなく、勉強よりも楽しいことをずっとしていました。でも、4年生から授業の量、宿題の量が膨大になり、塾へ行く直前に宿題を終わらせるということが習慣と言ってもいいほどたくさんあり、それでもなんとか4年生、5年生は乗り切り、6年生の初めまでそれが続きました。でも、その皺寄せが6年生の冬期にきてしまい、算数の立体図形と割合に関する問題があまりいい出来ではないということがわかってきました。そこで、ヤバい、こんな直前で自分にこんな弱点があるとは思いもしなかった、どうしたらいいのだろう、と悩み、焦っていた僕を救ってくれたのは塾の先生です。先生は、「これまでのことはもういいから、今目の前にあることに全力を注げ」とおっしゃり、また自分が何をしたらいいかを書いた紙をくださいました。そして、僕はその紙に書かれたことの通りに勉強をし、また自習室に通って過去問をこれまでにないほど解きまくり、だらけそうになった時は「だらけたりして灘に受かることができるのか⁉︎」と自分を鼓舞して宿題などもきちんとこなすと、算数の予想問題の点数が上がる様になり、実際の入試でも2日目の算数で70点をこえ、合格することができました。僕はこの体験を通して大切にしてほしいなと思うことが三つあって、まず一つ目は「困ったことや分からないことは早めに先生に相談する」ということです。分からないこと、困ったことがある時、自分の中で抱え込まずにその道のプロである先生に相談した方がはやく、的確な解決策が求められると思います。先生に授業以外で話しかけるのは勇気がいることで、自分も一回尻込みしてしまいました。でも、自分の中でわからないのだから、他の人に聞かないとわからないし、早く聞かないといずれ忘れ去られてしまいますし、もし相談して自分の弱点が補強できたら自分の自信にもつながるので勇気を出して聞いてみてほしいです。二つ目は「自分を律する」ということです。僕の場合で言うと、だらけそうになったら「今これして灘に受かるのか?」と自問自答して勉強することで、要するに自分に厳しくなれる、自分を管理する手段を持った方がいいと言うことです。勉強が好きな人は別にいいと思うんですけど、勉強じゃない別のことをついついしてしまう人とかは特に持っておいた方がいいと思います。なぜなら、学年が上がるごとにやらなければいけないことはもっと増えてくるし、やらないといけないことが溜まっていて自分のやりたいこと(自分の弱点補強など)ができないと、モチベも下がりますし、いつまでも弱点を抱えている状態となり、同じミスを連発してしまうからです。サボったりして、テストの点数が低かったりしたら、後で「やっときゃよかった…」と後悔しますよね?(これが入試本番だったら終わる)そういうことを防ぎ、理想の自分でいるために必要だと思います。3つ目に、最後まで一番大切にしてほしいことは、志望校に絶対受かるぞという強い気持ちです。究極、これさえあればどんなことでも結局うまくいきます。受験生の人は全員持っていると思うのですが、僕はこの気持ちをいつも頭の片隅に置いて勉強してほしいです。その気持ちから生まれるたゆまぬ努力こそが合格に直結していると思います。
この三つのことを大切にして、日々精進していってください。その努力は必ず実を結びます。
理想の未来に向かって頑張って下さい!
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