金澤 昊知 さん (所属:烏丸校)
僕にとっては、努力することが合格への一番の近道だと思います。
僕は四年生の時に日能研に入り、受験勉強を始めました。五年生からは初めて灘特進クラスに上がりました。最初は成績があんまり良くなく、上位層の子達が解ける難しい問題が自分には解けなくて悔しい思いをしていました。なので出された課題以上にコツコツ頑張ってみました。例えば、本科の算数の△問題と残りや日曜特訓の余力があればやるCD問題をいくらしんどくても眠たくても(睡眠も大事だからみんなはちゃんと寝てね〜)すべてやりこなしたりしました。それで成績が徐々に上がりました。今振り返ってみるとその時の努力のおかげで課題がどんなに多くても苦には思わないようになれたと思います。
六年生になると、僕は灘中学校を強く意識し始めました。五年生の時と同じように指定された宿題以上にテキストやプリントの残りをすべてやりこなしました。しかし、後期になると僕は凡ミスという大きな壁にぶつかってしまい、成績不振に陥りました。最後の灘トライアルが凡ミスをしまくったせいでA判定を逃し焦ってたところに、邨田先生が『量で土台がしっかり作られてきたから、今からは量より質だ』とおっしゃってくれました。そこで、たくさんの量をこなすことはできていたけど、その分いつの間にか雑になってしまい質が悪くなってたことについに気付きました。真剣に凡ミスをなくす決意をしました。思い込みせず最後まで丁寧に問題文を読む、丁寧に条件整理をする、答えが出たら求められているものに合ってるかどうか確認してから答案用紙に書くなどなど。難しそうな問題は捨て、その分取れそうな問題は見直しを何回もして、確実に取れるように心がけしました。それを入試本番も徹底しました。むしろ普段以上に徹底しました。そのおかげで算数が見直しの時間がたっぷり取れてミスを直せたり、理科は18点も凡ミスが回避することができました。
本番はやはり緊張しました。僕の場合は入試前日朝から今までない緊張感に襲われました。しかし、『緊張することは悪いことではない、むしろ良いことです。君がそれだけ強く灘中に合格したいと思っている証拠です。今までやってきたことその量と質を信じて挑みましょう』と西野先生から激励の言葉をいただきました。『本番で緊張を感じたら、親への感謝の気持ちを胸に、先生たちの顔も思い浮かべてみてください』と邨田先生もアドバイスしてくださいました。本番、僕はその通りに緊張を和らげることができました。その結果、二日間ともいい緊張感で臨むことができ、無事に灘中合格を勝ち取ることができました。
最後に支えてくれた家族、友達、そして塾の先生の方々、本当にありがとうございました。
みなさんも努力の心を忘れず、目標に向かって精一杯頑張ってください。
みなさんの合格を祈っています!
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