先輩からのアドバイス

中学受験・合格体験記

広島女学院中学校

K.K さん (所属:広島本部校)

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何があっても諦めないで!

こんにちは。皆さんは受験勉強を頑張っていますか?これから!という方もいると思います。そんな方々に、私の心の支えとなった話をしていきたいと思います。この話を通して、皆さんに少しでも安心して受験を受けていただけたら幸いです。何事も本番は程よい緊張とリラックスが大事ですから!……と、その前に、私を支えてくださった皆様に感謝の気持ちを伝えたいと思います。私は小さい頃から公文へ行き、3年生から日能研に入りました。そこから今まで以上にたくさん勉強をして、中学受験に挑み無事に合格して終了することができました。この結果を残せたのは、応援していつも近くで見守ってくれた家族、たくさんの勉強を教えて私をここまで成長させてくださった先生方、そして共に高め合い、教え合った日能研の仲間のおかげです。日能研へ行くことで受験の不安も薄まり、楽しい気持ちで受験をすることができました。本当にありがとうございました。
さて、これからは私の心の支えとなり、私と共に走り抜けてくれた大切な思い出をお話しします。
まず、初めの話は入塾前です。突然ですが、私は車椅子ユーザーです。今では電動車椅子をばりばり乗りこなしています。私の持病のこともあってか、たくさんの塾にお母さんが相談に行ってくれたものの良い報告を持って帰ってくることはありませんでした。今は車椅子だからだめ!とかはあまり良くないとされています。でも、私は断る塾の方の気持ちもわかります。極力面倒くさいことは避けたいと思いますし、大変なことは後回し!それが1番楽なので。しかしそんな中、私をすくいあげてくれた日能研。私にとっては神様のようでした。ちなみに私が嫌いなことは、同情されることと特別扱いされることでした。同情されることは「かわいそう」と思われていることと同じだと思います。別に私はかわいそうと思ってもらいたいわけではないし、かわいそうなわけでもありません!私は幸せに過ごしているし、みんなと楽しく遊んでいます。そして、特別扱いされることは他からしたら羨ましいと思います。そりゃそうです。大人の助けを借りて生活しているんです。側から見たら楽している様にしか見えません。学校の人には、「車椅子っていいね。楽そう」とか「私も一回車椅子乗らせて!」とか、散々言われました。辛くはありません。だって私も他の人の立場だったらそう言ってしまうと思ったから。……いや、ちょっと見栄を張ったかも。少し、じゃないや。結構嫌でした。でも、でも!日能研の先生方は、私を他のこと同じように接してくれました。私自身が健常者との線引きをしてしまっていた、そういうことにも気付かされました。本当にありがたい出会いです。こんなに柔らかく受け入れてくださったのは初めてで嬉しかった、とお母さんも言っていました。
「全然オッケーですよ!」その言葉に幾度救われたことか。どこに行ってもダメだったなか、私に希望を与えてくれた、何にも代わることのできない、とっっっても大切な塾となりました。特別扱いされない、それだけで私はみんなと一緒にできるんだ、私を私として、私が望んだ姿として接してくれているんだ、そう感じました。あっ、少し話がそれましたね。ごめんなさい。とにかく!私が伝えたいことは、日能研はとても良い塾だということ、そして何があっても諦めないでほしい!ということです。
そして、もう一つ。私は、受験当日にとんだ大失敗を犯しました。私の第一希望!車椅子の関係で行けるかはわからないけれど、第一志望校であるからには絶対受かりたい!その一心でした。前夜は早めに布団に入り、心を落ち着かせました。朝はいつも通り音楽を聴いて、精神統一(とまではいかないかもだけど……とにかく集中!)。今までの全力を出し切れるように、たくさん工夫をしました。そして初めの国語のテスト。出来はたぶん結構いい!よし、次!算数だ!
算数の出来は最高でした。全部解き終わったし、これは合格できる!?と思ったくらい。……しかし、算数終了後の私の心の中は……
『あれ……?名前書いたっけ?』
いや、本当にバカみたいですよね。本当にありえないです。言い訳をしたい!でも受験では言い訳など聞き入れてもらえません。でも私は奇跡的に「うん、た、たぶん……大丈夫だよ!」と自己暗示をかけ、その後の理社のテストに向けて気持ちの切り替えができたのです!ここだけは褒められると思います。日能研に入っていなかったら、これをずるずると引きずって、理社も十分にできずボロボロだったでしょう。日能研で私の頭脳だけでなく、精神面も鍛えられました。しかし、テスト終了後の私の気分は最悪。親にも「それはやばいよ」と言われて心にぶっ刺さります。その後外食をしたものの、食べる気もおきず……。最悪だ。どうしよう。塾の先生に合わせる顔がない。私はいやだと抵抗しましたが、お母さんに説得され、日能研の先生に相談してみることに。
「恥ずかしいし、絶対私は電話しないからね!お母さんが電話してよ。」
日能研の先生に相談しても名前の書き忘れは変わらない。どう足掻いても、きっと算数は0点なのだ。そう思っていました。しかし、先生に相談してみると、予想もできない答えが!電話をすると、出てくださったのは吉田先生。名前のことを相談すると、「中学受験なので全然大丈夫ですよ〜!」とのこと。その上、その中学校に電話をして確認してくださいました。結果、名前を書かなくても全然大丈夫でした!すごくすごくホッとしたし、また救われたなと思いました。その週の土日は次の週に受験がある中学校の過去問を解きたかったのですが、ここで先生に相談していなかったらきっと勉強もグダグダ。受かっていたかもわかりません。あー!全く名前を書かなくても受かると言いたいわけではありません!名前を書かないと不安な気持ちになる。だから、各教科のテストの初めには問題を見る前に名前を書く!先に問題を見たら名前を書くことを忘れて問題を解くことに集中しちゃうかもしれませんから。そして、もっと大事なことは、(もちろん名前を書くこともめちゃくちゃ大切ですが!)不安になったり、気持ちが落ち着かないときはとにかく日能研に連絡、相談してみることです。恥ずかしいかもしれません。でも、日能研の先生方は決して笑ったりしません。きっちり受け止めてくれます。大丈夫です。先生は、みんなの仲間ですから!だから、何かあったら相談してみてください。これが私からの教えです!
そして、最後もう一ついいですか?中学受験に向かって、今一歩ずつ頑張って進んでいると思います。でも、受験をする中では、ゲームやYouTubeなどを制限して勉強に時間をあてるご家庭もあると思います。(ちなみに私は7時まで勉強、そこから学校の宿題をして30分YouTube、という軽めの制限でやっていました。)でも、睡眠時間だけは絶対に削っちゃいけません。否定する文章になってごめんなさい。でも、睡眠を削ると学習効率が悪くなる他、眠気との戦いで勉強に集中できなくなってしまいます。睡眠はたくさんとった方がいいと思います。そして、ゲームやYouTubeを制限することで学校で話題についていけなかったり、いじめられることもあると思います。そんなときは、未来の自分を考えて、今ここで頑張った結果を想像してみてください。そうするとちょっと心が落ち着くんじゃないかな?それでも心のもやもやがある時には、前述の通り日能研の先生に相談してみてください!きっと、寄り添ってくれるはずです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。ちょっと話が脱線したりしてしまいましたが……!私は、車椅子であるというハンディキャップをもって中学受験に挑みました。ここまで来れたのも、中学受験で全勝して最高の結果が出せたのも、支えてくださった家族のみんな、塾の仲間、塾の先生のおかげです。本当に、本当にありがとうございました。また、これから中学受験の勉強が始まるという三年生の皆様、日々たくさんの勉強を頑張っている四、五年生の皆様、そして中学受験に向けて、最後の年。強い心を持ってここまで突き進んできた今年の六年生の皆様。みんなが1日ずつ積み重ねてきた努力は本物です。信じて突き進み、無事に栄光をつかみ取れることを願っております!

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2025年春 私の3年間  M.K さん 広島本部校