親子で挑戦してみましょう!
問題:「茶柱が立つ」の「茶柱(ちゃばしら)」の読み方は
次のうちどれでしょう。
① 音読み+音読み
② 訓読み+訓読み
③ 音読み+訓読み(重箱読み)
④ 訓読み+音読み(湯桶読み)
解答: ③
【解説】
「ちゃ」と聞くと、「茶」という漢字が浮かぶので訓読みにも思えますが、「ちゃ」は音
読みです。「茶」には訓読みがありません。「柱」については「ちゅう」が音読み、「は
しら」が訓読みです。ですから「チャばしら」は「音読み+訓読み」で※重箱読みにな
ります。音読みをカタカナで書くとわかりやすいですね。
※ 重箱読み…「ジュウばこ」のように、漢字二字の熟語を「音読み+訓読み」で読む読み方。
湯桶読み…「ゆトウ」のように、漢字二字の熟語を「訓読み+音読み」で読む読み方。
漢字の読み方に興味のある方は次の【発展解説】もお読みください。
【発展解説】
音読み、訓読みの区別はなかなか大変なので、なんらかのルールのようなものがあれ
ば助かりますね。そこで、今回は中学入試に役立つ、二つのルールをご紹介します。
(紹介するにあたり、小学生がならう1026の学習漢字について、あらためてきっちり確認してみました。以下のルールは学習漢字内で例外はありません。
漢字は全部で8万字ほどあるらしいのですが、さすがに全ては調べていません。)
①「茶(チャ)」「客(キャク)」「週(シュウ)」「兆(チョウ)」「量(リョウ)」など、小さな「ャ」「ュ」「ョ」を含む読みは、音読みです。
②音読みは全て2音以下なので(「チャ」は1音、「キャク」は2音と数えます。俳句の音数の数え方と同じ)、「はしら」のような3音以上の読みの場合は訓読みになります。「柱(はしら)」のほかにも「形(かたち)」「志(こころざし)」「宝(たから)」「所(ところ)」「湖(みずうみ)」など、けっこうたくさんあります。
ほかにもルールはありますが、またの機会にご紹介いたしましょう。