コロナ禍にさしかかっていた時期で、外出があまりできなくなっていた状況でもあり、『勉強させよう。』と私も同意し、日能研へ入塾しました。
夫婦ともに中学受験未経験で、右も左もわからず不安になったこともありましたが、保護者会などで塾から教わったことを実践したり、塾の宿題や間違い直しをこなしたりすることで、成績が徐々に伸びてきました。
それが自信となり、勉強への意欲につながりました。
また、大河ドラマの影響で、4年生の後期の頃より社会の歴史に興味を持ち始めました。歴史の本を勉強の合間や、塾から帰ってきた夜によく読んでいました。塾で、歴史の授業が始まるのを楽しみにしていました。
志望校を決めていく頃になり、社会を続けるか否か迷ったあげく、社会は受講せず、3教科に専念することにしました。それでも、学校では歴史の本を好んで読んでいたそうです。
学校見学に行くようになり、色々な学校を見学する中で、どの学校もよく見えると言って、なかなか志望校が決められず、息子にしては珍しく泣いていた時もありました。
そのときに、塾の先生が私たち親子に様々な学校の情報や、息子に合う学校を教えてくださり、志望校を決めました。目標が明確になったことで、さらに集中して勉強に向かうようになりました。
テストの成績で思うように点数がとれなかった時には、なぜ取れなかったのかを一緒に考えて、直しをするようにしました。3教科総合で見れば、合格点をとれているからOK!などと、出来るだけポジティブに考えて、次に生かそうとしていました。
6年生になり、過去問にたくさん取り組むようになり、問題の傾向だけではなく、解ける問題を判断したり、入試を想定して時間を意識したりするようになりました。
6年生の冬期講習から入試直前期まで、算数が課題だったので、塾からもらった算数の過去問総まとめのプリント集を、集中して取り組みました。間違えた問題は、もう一度解きなおしました。
それでも解けなかった問題に、もう一度取り組ませようとしたときに、「こんなに何度もやっているのに、解けないなんて合格なんて無理かも…」と、珍しく弱音をはきだしました。ハッとした私は、すぐに3回目の解きなおしはもういいと、そこまでにしました。
年末のあたりに、泣いたり怒ったり、感情的になる日もありました。ちゃんと家ですべて気持ちをはきだせて、感情を出せてよかったと思っています。もちろん、すべての気持ちを肯定し、静かに受け止めました。
それから、息子をよく観察して声かけをするようにしました。自分から逃げようとしているのか、本当に疲れているのか。疲れている様子がみられたときには、無理をせず、休ませたり、リフレッシュさせたりしました。
目の前の問題から逃げてさぼっているなと感じた時には、気持ちを持ち上げてまた机へむかえるように声かけをしました。
また、直前期には、国語の語句を、過去に間違えていた問題を中心に総復習しました。理科の暗記物などは、家のあちこちに貼って、覚えているか確認したり、移動中の電車の中では友達と問題を出し合ったりしていました。生物カードをめくるスピードの速さには驚きました。
入試前夜、「ここまでたくさんサポートして支えてくれて、ありがとう。明日は、頑張ってくるね。」と伝えてくれました。息子が寝たのを確認して、泣いてしまったのを覚えています。
ここまで、学力だけでなく、心も強くたくましく成長することができたのは、息子が4年生の頃より関わってくださった日能研の先生方のおかげだと思っています。
ずっと息子を信じて、背中を押してくださったり、温かく励ましてくださったりと、親子ともにとても勇気づけられ心強かったです。
日能研に入って、中学受験を経験してよかったと心から思っています。
今、息子は、進学先での新しい中学校生活を楽しみにしています。この経験を自信にかえて、中学校でも勉強を楽しみながら励んでいくと思います。
日能研の先生方には、心から感謝しています。本当にありがとうございました。